中国の童谣(tóngyáo、わらべ歌)は、声調を学ぶかっこうの教材だといいます。ふつう、中国語の歌はメロディーにのせると声調がなくなってしまいますが、童谣は声調が残っている、いわば詩のようなもの。
先日読んだ『中国の子供はどう中国語を覚えるか』(李 凌燕著)でも、筆者がお子さんを育てたときに歌ったという童谣が、いくつか紹介されていました。その一つが「盘脚面(pán jiǎomiàn)」。”あんよをからめて”という意味だそうです。
Finale NotePad(無料)で、同書に掲載されていた楽譜を再現してみました。
盘盘盘脚面,(あんよをからめて、からめましょう) 脚面整, (あんよをそろえて) 烙花饼, (お餅を焼いて) 花饼花, (お餅ふっくら) 一道茄子, (最初はおナス) 两道瓜。 (次はウリ) 给谁吃? (だれが食べるの) 给你吃。 (あなたが食べる)
同書は、中国人の子どもが言葉を覚える過程が描写されていて(早口ことばもあります)、おすすめです。

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