2013/11/20

声調を中国の「わらべ歌」で学ぶ

四声のおかげで、言葉そのものが音楽的な中国語。私が中国語の学習を始めたきっかけも、その音に聴き惚れたからでした。

中国の童谣(tóngyáo、わらべ歌)は、声調を学ぶかっこうの教材だといいます。ふつう、中国語の歌はメロディーにのせると声調がなくなってしまいますが、童谣は声調が残っている、いわば詩のようなもの。

先日読んだ『中国の子供はどう中国語を覚えるか』(李 凌燕著)でも、筆者がお子さんを育てたときに歌ったという童谣が、いくつか紹介されていました。その一つが「盘脚面(pán jiǎomiàn)」。”あんよをからめて”という意味だそうです。

Finale NotePad(無料)で、同書に掲載されていた楽譜を再現してみました。

盘盘盘脚面,(あんよをからめて、からめましょう)
脚面整,  (あんよをそろえて)
烙花饼,  (お餅を焼いて)
花饼花,  (お餅ふっくら)
一道茄子, (最初はおナス)
两道瓜。  (次はウリ)
给谁吃?  (だれが食べるの)
给你吃。  (あなたが食べる)

同書は、中国人の子どもが言葉を覚える過程が描写されていて(早口ことばもあります)、おすすめです。

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